アイコムの2026年3月期第1四半期（25年4～6月）連結決算は、売上高が前年同期比7.5%減の81億2300万円、営業利益同69.7%減の2億4300万円、経常利益同73.6%減の3億4300万円、純利益同72.1%減の2億6100万円となった。人件費の増加などで販売費、一般管理費が増え営業利益が減少。また、為替差損も計上した。

　アマチュア用無線通信機器、陸上業務用無線通信機器、海上用無線通信機器は、中小の案件の獲得や新製品効果などによるプラス要因はあるものの、需要低迷により減収。

　一方、その他の品目では、日本市場において、好調を維持した陸上業務用無線通信機器の需要に伴いオプション品の売り上げが堅調に推移。海外市場では、航空用無線通信機器が、展示会前の特需の獲得や欧州での案件の獲得などにより増収となった。

　通期連結業績予想は前回発表した数値を据え置いた。