2025.09.05 【電波時評】洋上風力発電事業から見えるもの
大手商社と電力子会社の企業連合が、国の公募で落札した洋上風力発電の開発事業から撤退を発表し、波紋を呼んでいる。国は地元との法定協議会を経て再公募を行う方針だ。
事業は、秋田県と千葉県沖の3海域に着床式洋上風力発電所を設置。2028年以降、風車134基で計170万kWを発電する大規模計画だった。この企業連合は3海域分を全て落札。ほかの事業者より非常に安く、上限価格の半額かそれ以下の電力供給価格を示し、落札の決め手となった。とこ... (つづく)