2025.11.03 【CATV特集】エム・アールエフ UHF帯RFID温度センサータグ販売
Axzon AZN5200
エム・アールエフ(M-RF)は、高周波部品・機器の販売とコンサルタントを事業目的とする高周波の専門商社で、特徴を生かしたカスタマーサービスに定評がある。
同社は昨年、米国のセンサーICメーカーであるAXZON(アクゾン)社と国内代理店契約を締結し、UHF帯RFID(無線周波数識別)温度センサータグの販売を開始した。主にコールドチェーン(冷凍冷蔵物流)用途でのビジネス開拓を目指す。
RFIDビジネスでは、これまで韓国PHYCHIPS(パイチップス)社のRFIDリーダー/ライター(R/W)ソリューションの販売を長年行ってきた。
パイチップスの高感度タイプ新製品(RFIDチップ「PR7」とRFID R/Wモジュール「WINE7」)発売を機に、製品の特性にマッチしたUHF帯RFIDタグの製造販売を行うアクゾンと新たに代理店契約を結び、タグビジネスへの進出を決めた。
アクゾンのUHF帯RFID温度ロガータグ「AZN5200」は、小型、軽量、超薄型の使い切りのシールタイプの製品。バッテリー内蔵のため充電が不要な上、使い切り設計のため校正の必要がなく、維持費がかからないのが強み。従来型の温度ロガーと比較し、圧倒的に低価格で提供できるため、これまでコスト面から導入が難しかった現場や、厳格な温度管理と大量使用が求められるコールドチェーン物流にとって最適なソリューションの提供を可能にする。
内蔵されたLEDによって、設定された温度のしきい値を逸脱していないかを、視覚的に確認することができる。
同社は今後、パイチップスのUHF帯RFID R/WモジュールとアクゾンのUHF帯RFID温度ロガータグ、温湿度センサータグなどの組み合わせによる提案などを進める。現在、コールドチェーンなど厳格な温度管理が求められる分野の多様なエンドユーザーと、本製品の概念実証(PoC)を積極的に進めている。








