システム開発のNSWは10日、米RealWearの新型ウエアラブル端末「RealWear Arc3」の提供を始めたと発表した。

　Arc3 は、高い評価を得てきた同社の「Navigatorシリーズ」の性能を受け継ぎつつ、さらなる軽量化と機能強化を実現した新モデル。FHD（1980×1080）解像度の高精細シースルーディスプレーを搭載し、装着時の快適性を保ちながら、作業現場での視界を確保しつつ情報が確認できる。

　最新OS（基本ソフト）である「Ari OS」を採用し、音声優先の操作性を実現。両手を使う作業や安全性が重視される現場、遠隔支援が必要な業務などに適した現場DX（デジタルトランスフォーメーション）ツールとして機能する。さらに、RealWear シリーズとして初めて広角カメラを標準搭載し、複雑な設備や大型機械の点検、危険箇所の確認など、現場全体の状況把握を支援する。

　価格はオープンプライス。購入後3年間の利用をサポートする「SSP サポートプラン」も用意した。