2026.02.25 IIJ子会社ネットチャート、IoT向けマネージド型エッジゲートウェイサービス販売開始

 インターネットイニシアティブ(IIJ)の100%子会社のネットチャート(横浜市港北区)は、IoT環境の柔軟な構築とデータ保全を実現するマネージド型のエッジゲートウェイサービス「P3EG」を開発、販売を開始した。多様な通信プロトコルで動作するIoTセンサーからのデータをサーバーが要求する形式に変換して接続し、柔軟なIoTシステム構築と高度なデータ保全「データSLA」を実現する。

 さまざまなセンシングデータを活用して、より高度な業務管理やデータ分析に用いるなど、IoT・エッジコンピューティングへの取り組みが進んでいる。しかし、実際のIoTシステムの整備に当たっては、センサーごとに異なる通信プロトコルやデータ形式への対応、またセンサーごとに必要となる専用ゲートウェイの開発が構築時のハードルとなっているほか、運用においては通信障害時のデータ欠損やセキュリティー対策も大きな課題となっている。

 P3EGは、こうした課題を解決するために開発されたエッジコンピューティング・フレームワーク。センサーからデータの取得や補正、変換、サーバーへの送信、一時保管、再送までを一貫して管理できる。このため、ゲートウェイの個別開発が不要で、既存のサーバー資産を活用しながら柔軟にIoT環境を構築でき、初期コストの削減と導入期間の短縮を実現する。

 SLA(サービス品質保証)の対象を、従来のシステム稼働率(アベイラビリティー)から、実質的な価値である、データ取得率(データ・デリバリー・レート)へと拡大した、業界初のIoTサービスになる。

 同社は、国内外の工場やインフラ監視などに先行導入しており、今後は、主にスマートファクトリー、インフラ点検、またスマートシティーなどの分野に向けて2028年までに50件の販売を目指す。