2026.03.16 シャープ、本社を大阪市内に移転し業務開始 アクセス改善で働きやすさ向上
新本社ビルの外観
シャープは16日、本社を堺市から大阪市中央区の堺筋本町に移転し、新本社で業務を開始した。本社部門のスタッフ約800人が勤務する。
新本社の所在地は大阪市中央区久太郎町で、大阪メトロ堺筋本町駅近くのオフィスビルにテナントとして入る。交通アクセスに優れ、以前より通勤しやすくなった。
建物は地上14階地下3階で、このうち地下1階から13階までを賃貸し、延べ床面積は約9500㎡。1階のエントランスには、創業者の早川徳次像のほか、創業のきっかけとなったベルト用バックル「徳尾錠(とくびじょう)」や、シャープペンシルの由来となった文具「早川式繰出鉛筆」も展示されている。
地下1階には社員の憩いの場となるカフェスペースを設置。3階には、大阪市阿倍野区西田辺にあったB2B(企業向け)向けショールームが入った。7階には、入社式などの行事や発表会などを行える多目的ホールを設けた。
3階には、旧本社から移転した熊鷹稲荷神社もまつられている。早川徳次氏が「従業員の保護と会社の安泰」を願い、1931年(昭和6年)に京都の伏見稲荷大社より分霊を受けたもので、前本社を含め代々本社に安置されている。
入居する部門は、人事総務統轄部や法務本部、ブランド戦略本部、調達本部、管理本部、IT戦略統轄部、知財子会社などとなる。
沖津雅浩代表取締役 社長執行役員CEOは「いままで10年間、堺市をはじめ地元から多大なサポートをいただいた」と謝意を述べた。その上で新本社の移転について、「構造改革から成長に向け舵を切るなかで、社員一人ひとりの活力が求められる。社員にとって働きやすく、また優秀な人材の確保を含め、多様な働き方ができる職場にしていきたい」と語り、新本社の始動に寄せる期待を示した。
さらに新しい職場環境となったことで、「(社員からの)新たな発想や考え、提案に期待したい。東京などからのお客さまも立ち寄りやすく、より連携を強めていく。地元からもシャープが来てくれてよかったと言われるよう、業務の発展に努力してきたい」と抱負を述べた。









