2026.03.17 米マイクロン、台湾PSMCの工場買収が完了 台湾でのDRAM生産拡大へ
マイクロンのマニシュ・バーティア執行副社長
米マイクロン・テクノロジーは、台湾の半導体メーカーPSMC(パワーチップ、力積電)の「P5」工場の買収を完了した。買収計画は、すでに今年初め発表されていたが、マイクロンによる手続きがすべて完了した。
今回取得したP5工場は、PSMCの最新鋭工場といわれ、苗栗県銅鑼郷にある。マイクロンの台中工場から約24kmに位置する。P5工場は300ミリウエハーを扱う広さ30万平方フィートのクリーンルームを備え、AI(人工知能)需要により高まるHBM(高帯域幅メモリー)含めたDRAM製品の工場だ。マイクロンの台中工場での生産を補うことになりそうだ。
買収完了に伴い、マイクロンはP5工場の第2期拡張に入る。時期は2026年末を予定、27万平方フィートの規模のクリーンルームを増設する。グローバル事業担当のマニシュ・バーティア執行副社長はP5工場について、台湾の事業を補完する役目を持ち、AI時代の到来を迎え、DRAM製品の増産は戦略的に不可欠との認識を示す。
PSMCの買収完了は、台湾経済部や台湾関係部門も歓迎の意向を示しており、バーティア執行副社長は台湾政府、建設会社、装置メーカー、材料メーカーとの良好な関係維持が将来の生産能力拡大にもつながると期待を寄せる。









