2026.03.17 パナソニック EW社、集合住宅向けEV充電サービスをアップデート 複数台制御を実現

EV充電サービス「Resi-Charge」の使い勝手をより高めた

受電設備の増強や電気料金の上昇を抑制(電力上限を超える台数の充電器は待機中となる)
受電設備の増強や電気料金の上昇を抑制(電力上限を超える台数の充電器は待機中となる)

 パナソニック エレクトリックワークス(EW)社は、集合住宅向け電気自動車(EV)充電サービス「Resi-Charge(レジチャージ)」を23日にアップデートし、限られた電力で複数の充電器を制御できる機能を追加する。

 今回のアップデートでは、受電設備の容量に合わせて上限値を設定することで、複数の充電器を導入する際も受電設備の増強が不要となり、導入コストを抑制できる。

 さらに同時充電時の電力を制御することで、契約電力の変更なく、電気料金の上昇も抑えることができる。また、共用充電器と専用充電器でそれぞれの利用シーンに合わせた制御を実現している。

 共用充電器では、電力上限に応じて同時に予約可能な台数を自動で制限する。専用充電器では、設定した電力上限を超えるタイミングで輪番制御を開始。上限内で全ての車両の充電が進むよう、各充電器を順番に作動させる。

 専用充電器は、従来必要だった予約操作や二次元コードの読み取りなしで利用できるようになる。

 2050年カーボンニュートラル宣言を受け、EVの普及に向けた取り組みが加速している。集合住宅でも、政府や自治体によるEV充電器補助金や東京都の新築マンションへのEV充電器設置義務化を背景に、EV充電器の導入やEV普及が拡大する見込みという。

 一方で、集合住宅に複数の充電器を設置する場合、受電設備の増強が必要になるケースがあり、設計変更の手間やコスト増が課題となっている。複数台を同時に運用した際には、契約電力を変更する必要があるなど、電気料金が上昇する可能性もある。

 EV用充電設備でシェアトップの同社のサービスとして、今後も連携機器の拡充など継続的なアップデートを実施し、市場をけん引していく。