2026.03.30 【関西産業特集】TOA IPオーディオシステム拡充、ネットワークで構築・制御
TOAは、ネットワークで構築する音のIoTデバイス「IPオーディオシステム」を2020年から発売し、ラインアップを増やしている。現在では、スピーカーからマイク、アンプなど7機種に拡大。エリア放送などネットワークを活用したシステムで、建設現場でも採用が進む。
同システムは、ネットワークで構築、制御することができる放送システム。エリアごとの放送や音量調整が可能だ。LAN接続の放送システムで大規模な配線工事や取り付け工事は不要。インジェクターなどから給電できる。
ネットワークの優位性を生かした放送環境の柔軟性・拡張性が強み。レイアウト変更に伴うスピーカーの移設や建物の増設によるスピーカーの追加など音を鳴らす場所の追加や変更が発生する現場にも柔軟に対応。PCブラウザーからデバイスにアクセスをし、スピーカー1台からグルーピング放送まで設定を変更するだけで対応できる。
IP電話やカメラシステムと組み合わせた発報・マイク放送などさまざまなネットワーク商品とIPオーディオと連携。動作検証済みSIPサーバーはNECネッツエスアイやアイコム、プロディライトなど15社。また、センサー、IoT機器などからの情報を放送のトリガーとして使用でき、センサーの反応で自動発報することもできる。
大阪・関西万博では屋外エリアに設置した581台のIPスピーカーが活躍。エリア放送や音量の微調整など会期中の運用に合わせた変更に柔軟に対応。現在は、昨年6月から義務化された熱中症対策の観点から工事現場などでの採用が進む。
IPホーンスピーカーは高い防水・防じん性能としてIP66に対応。省施工性も受けている。この状況を受けて、建機リース会社での扱いも拡大している。
今後はレジャー施設などへの提案も強化。万博で採用されたことも生かし、音質の良さ、デザイン性を重視した商品を開発。解像度の高い音を武器に採用を拡大する。










