2026.03.31 NEC、企画書をAIで診断 新規事業開発の標準化と高速化支援
NECは30日、新規事業の企画書をAI(人工知能)で診断する「NEC企画書AI診断サービス」の提供を始めた。自社で10年以上にわたり蓄積した新規事業開発の知見を学習したAIが、企画内容を客観的に評価し、改善提案を行う。属人化しがちな企画・評価プロセスを標準化し、新規事業創出のスピード向上につなげる。
同サービスは、「顧客課題」「ビジネスモデル」「解決策」など11の評価軸と300以上の審査項目に基づき、企画書の完成度を定量的にスコアリングする仕組み。ワードやパワーポイント、PDFなどのファイルを解析し、論理の飛躍や検証不足といった課題を検出、具体的な改善案を提示する。

企業の新規事業開発では、担当者のスキル差や評価者の経験・主観に依存する傾向があり、判断基準の不明確さや手戻りの発生が課題となっている。同サービスはこうした課題に対応し、企画担当者と評価者が共通の基準で議論できる環境を整え、効率的な企画のブラッシュアップを可能にする。
また、企業ごとの評価基準や社内ビジネスコンテストの審査項目を追加登録できるなど、柔軟なカスタマイズにも対応。セキュリティー面では、解析対象となる企画書データをAIの学習に利用しない仕組みを採用し、機密情報の保護にも配慮した。
提供価格は5人で利用する場合、月額6万円(税別)から。初期費用は10万円。同社は今後5年間で40億円の売上を目指す。新規事業創出を加速する取り組み「NECオープンイノベーション」の一環として展開し、企業の成長戦略を支援する。









