2026.04.03 中国BYDのEV販売 3月は海外で過去最高を記録 国内は減速 

専用船を建造し輸出を拡大するBYD(写真は24年就航の”EXPLORER No1”)

 中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)の3月の新エネルギー車(NEV)販売台数は、国内の減速が続く半面、海外販売は過去最高を記録した。

 同月の販売台数は、4529台の電動商用車を含めた合計で、前年同月比20%減の30万222台。しかし、海外向けは好調を持続し、輸出台数は12万83台と、前年同月より65%伸び、単月としても過去最高を達成した。

 2月の海外販売台数が初めて国内を上回ったが、海外優位は2カ月続かなかった。しかし、月間海外販売の10万台は5カ月連続となり、好調なペースを持続している。

 3月のNEVの伝送方式別販売実績は、電池駆動車(BEV)が前年同月比11.4%減の14万7601台、プラグインハイブリッド車(PHEV)が同27.9%減の14万8092台。

 中国のEV市場は成熟の局面に入り、量的な成長はかつてほど見込めない。そこで同社が期待するのが海外市場。輸出と海外生産の拡大が今後の同社成長の鍵を握りそうだ。世界各地で販売ルートを拡充するなどして、販売攻勢をかけつつ、ハンガリーやブラジル、東南アジアでの生産が順調に進めば、今後の成長が見込めそうだ。

 同社の1~3月NEV販売台数合計は70万463台、前年同期で30%減。昨年の1~3月期は100万台超を販売している。