2026.04.09 山善、移動式シェルター開発 作業現場の熱中症対策に 体冷やす応急対応プールも

移動式の簡易休憩スペース「熱中対策シェルター」(左=屋外120cmサイズ/右=屋内180cmサイズ使用イメージ)

広げて水を入れるだけで簡単に設置できるエマージェンシープール 
広げて水を入れるだけで簡単に設置できるエマージェンシープール 

 山善は、作業現場における熱中症対策として、移動式の簡易休憩スペース「熱中対策シェルター」(屋外/屋内用の2種類、幅120cm・180cmの各2サイズ)と、熱中症が疑われる際の応急対応として、体表面を冷却できる「エマージェンシープール」を開発した。

 インターネット通販サイト「山善ビズコム」やECモール「くらしのeショップ」、一部ホームセンターなどで4月下旬から順次発売する。

 熱中対策シェルターは、アウトドアで使用されるフォールディングタープのフレーム構造を採用した移動式の簡易シェルターで、工具不要で簡単に設営・撤収ができる。

 屋外用は、遮光性・遮熱性の高い素材を使用。カバーには、ブラックコーティング生地を採用し、遮光率99.99%、UPF50+、遮熱性能S55ランクの高い遮熱性を備える。

 屋外/屋内用ともに、シート下部のスカート構造や、出入り口の両サイドにゆとりを設けるなど、冷気が外へ逃げにくい設計とした。

 前後扉部下部には、気圧差による生地の引き込みや冷気漏れを防ぐため、重しを入れるウエイトポケットをつけている。

 スポットクーラーと併用することで、暑熱環境下でも一時的に体を休められる涼しい空間を、さまざまな現場に手軽に設置できる。

 シェルターには、スポットクーラー接続用の「冷気ノズル」「吸気口カバー」があり、120cmタイプは1台、180cmタイプは2台設置できる。

 テント上部には熱気を排出するベンチレーター(換気装置)を設け、限られた空間でも温度むらを抑え、快適な環境を実現する。 120cmタイプは3~4人、180cmタイプは4~6人が同時に入れる。

 使用後は付属のキャリーバッグに入れてコンパクトに収納し持ち運びできるため、作業現場やイベント会場などさまざまな場所で活用できる。

 参考価格は、屋内/屋外用ともに120cmサイズが税込み5万4780円、180cmサイズが同6万5780円。

広げるだけで簡単に使える応急対応プールも発売

 万が一、熱中症が疑われる場合に、体を冷却できるエマージェンシープールも発売する。熱中対策シェルターと併用することで応急対応環境の整備にも役立つ。

 エマージェンシープール(参考価格=税込み2万7500円)は約30秒で組み立て可能で、水を入れて使うだけ。体表面を冷却し、応急対応として活用できる。

 特別な工具不要で、広げるだけで簡単に設置できる。底面形状が体をしっかり支え、姿勢を崩しにくい状態のまま、冷却できる。バックルでサイズ調整ができ、大人から子どもまで利用できる。同社が運営するインターネット通販サイトで販売する。

 近年、建設現場や工場、屋外イベントなど、屋外・高温環境での作業で熱中症リスクが高まり、昨年6月には改正労働安全衛生規則が施行され、職場での熱中症対策が義務化されている。同社では、今後も夏の厳しい環境下でも安全で快適に作業できる商品開発を進めていく。