2026.04.15 パナソニックとNEPが協業 統合型IPソリューション推進

制作現場におけるソフトウエアを中心としたIPベースのソリューションを推進していく

 パナソニックは、NEPグループと協業し、IT/IPプラットフォーム「KAIROS(ケイロス)」 とソフトウエア統合制御システム「NEP Platform」を組み合わせた新たなソリューションを展開する。

 従来設備とIPベースの設備をシームレスに統合し、特定のベンダーに縛られず、柔軟で拡張性の高い制作環境の構築が可能となる。

 メディアや放送・配信業界では現在、ソフトウエアを中心としたIPベースの制作体制へと急速に移行している。

 制作現場では、ライブ映像制作に求められる即時性と信頼性を損なうことなく、システムの効率化と運用の柔軟性を両立するため、クラウドとオンプレミスを組み合わせた運用モデルへの対応が強く求められている。

 パナソニックAVノースアメリカのProfessional Video and Audio Systems Vice PresidentのSteve Milley氏は「NEPとのパートナーシップは、KAIROSが掲げるオープンプラットフォーム構想で重要な前進となるもの。顧客はIPシステムへの移行を容易に進めることができる。柔軟で拡張性の高い KAIROSにより、ソフトウエアベースの映像制作の導入がより進むと考えている」などとコメント。

 IPシステムへの移行を進めるには、より柔軟で統合されたソリューションが求められる。

 NEP Platform は、放送・配信事業者による制作環境の最適化を容易に実現し、時間とリソースの節約に貢献する。

 KAIROSとの互換性を確保することで、制御や映像のフローが一本化され、オペレーターは単一の統合インターフェースにより、制作リソースの動的な割り当てや、KAIROSのマルチビュー表示、切り替えのトリガー、メタデータの同期を行え、複数のシステムや操作画面を行き来する必要がなくなる。

 両社の連携により、制御の簡素化や柔軟なスケーリングが可能となり、制作業務の効率化に貢献できる。

 NEP PlatformのVice Presidentの Dan Murphy氏は「パナソニックとの継続的なパートナーシップを通じ、業界最高水準の技術を結集し、ソフトウエア主体の統合されたエコシステムを実現することができた」と語る。

 また「NEP PlatformとKAIROSの連携は、オープンプラットフォームの考え方に基づき、複雑になりがちな制作ワークフローをシンプルにし、ライブプロダクションに求められる性能と信頼性を提供できる」とする。

 同システムは、米国ラスベガスで開催される国際放送機器展「NAB Show 2026」(4月19~22日)のパナソニックブースに出展する。