2026.05.18 山善、熱中症対策商品が好調 「面で冷やす」水冷服など独自商品で差別化
水冷服への関心が集まった大阪・猛暑テック展の山善ブース
山善は、年々暑さを増す夏場のビジネス環境を改善するべく、今期は充実した熱中症対策商品群を訴求し、市場ニーズに応えていく。
2025年6月1日に施行された改正労働安全衛生規則により、熱中症対策が罰則付きで義務化されており、工事現場や建設現場など、今年は安心・安全な職場環境づくりへのニーズが例年以上に強まっている。
同社によると、「25年度は金額ベースで熱中症対策商品は前年比1.3倍以上伸びた。26年度も同様の伸長が見込める」(家庭機器事業部商品企画3部の尾崎友章部長)とし、活発なビジネス展開が予想されている。
同社では、5月13~15日に大阪市のインテックス大阪で開催された第2回猛暑テック[大阪]猛暑対策テクノロジー展(RX Japan主催)に初めて出展し、同社商品群をアピール、大勢の来場者の興味をひいた。
今期に入って同社では熱中症対策商品群のラインアップをさらに強化し、新商品として「面で冷やす」新構造の水冷服「DIRECT COOL ProPLUS(ダイレクトクール プロプラス)水路式」を投入するなど、多彩な差別化商品で市場ニーズに応えている。
面で冷やす水冷服のほか、水を入れて使用する気化熱冷却ベスト「Mizu fit」、移動式の簡易休憩スペース「熱中対策シェルター」(屋外/屋内用の2種類、幅120cm・180cmの各2サイズ)や応急対応に体表面を冷却できる「エマージェンシープール」、冷凍・冷蔵・飲める氷と三つの機能を1台に集約とした冷凍庫「コールドマジック」など、独自の特長を持たせた効果的な熱中症対策の新商品を投入した。
建設現場や工場、農作業といった現場で熱中症対策として普及する商品の一つであるファン式ウエアに加え、体を直接冷やす水冷服も注目されているという。
同社では、酷暑環境でも安定した冷却効果が期待できるとして、22年の発売以来好評を得ているが、今年は従来のチューブ型冷却構造から背中を面で冷却する「水路式構造」を採用した新モデルを投入しており、猛暑テック展でも注目された。
「ファン式ウエアは年間300万台程度の需要があると推定しているが、水冷服は、まだ年間30~40万台程度。法令改正により昨年度当たりから注目されている市場で、新商品を積極的にアピールしていきたい」(尾崎部長)と話す。
同社では、今後5月20~22日に開催される「2026地球温暖化防止展」(主催=日報ビジネス)、7月15~17日開催の「第12回 猛暑対策展」(主催=日本能率協会)(会場はいずれも東京ビックサイト)にも出展する予定だ。









