2026.06.19 ローム、650V耐圧IGBTを開発 車載対応で低損失化を実現 AEC-Q101準拠、信頼性高める
ロームは18日、車載向け電動コンプレッサーやHVヒーター、産業機器向けインバーターなどに適した650V耐圧の第4世代IGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)を開発したと発表した。車載対応の650Vクラス品として業界トップクラスの低損失を実現した。高い短絡耐量も備え、車載信頼性規格「AEC-Q101」に準拠した。
新製品は、プロセスや外周構造を含めたデバイス構造を見直し、電流密度を高めるとともに、導通損失とスイッチング損失を低減した。低導通損失の指標となるVCE飽和電圧は1.55Vとした。
低損失化とトレードオフの関係にある高短絡耐量も、Tj(ジャンクション温度)=25℃時で7μ秒を確保した。これにより、アプリケーションの高効率化と信頼性向上に貢献する。
ラインアップは、TO-247Nパッケージの「RGAxxTS65HR/RGAxxTS65EHR」12機種と、ベアチップの「SG83xxWN」10機種を展開する。TO-247-4Lパッケージの「RGAxxTR65HR/RGAxxTR65EHR」12機種についても開発を進めている。
新製品は5月から月産100万個体制で量産を始めた。TO-247Nパッケージ品はインターネット販売にも対応する。各種デザインモデルや回路設計に必要な資料もそろえ、ロームの公式Webサイトからダウンロードできる。
今後、同パッケージでさらなる機種展開を進める。TO-263Lパッケージや上面放熱(TSC=Top-Side Cooling)パッケージを採用した、小型で表面実装が可能なIGBT製品の開発も予定する。高性能IGBT製品のラインアップ拡充に取り組む。








