2026.06.29 【複合機ソリューション特集】富士フイルムビジネスイノベーション AIと安全対策で提案広げる

Apeos C7071

 富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は、複合機とクラウド・ITサービスの連携を強化し、顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援している。新プラットフォームによるA3カラー複合機「Apeos C7071」などをフルラインアップする。高野賢一郎商品企画部長は「複合機をソリューションの出入り口と位置付け、新たな価値、ビジネスモデルの創出に注力する。非構造化データを構造化し、複合機を使うだけでAI(人工知能)が自動的に活用できる仕組みをつくっていく」と話す。

 工藤庸二ソリューション企画グループ部長は「電子化の入り口として、業務効率化などデジタル化の橋渡しを支援する」と語る。クラウドサービス「FUJIFILM IWpro」では、企業内に蓄積された文書情報の探索と活用を支援するAIチャット機能を提供し始めた。

 5月からはAI insideと協業し、生成AIが帳票全体の構造や文脈を理解して、非定型帳票を含むデータ入力を大幅に効率化する「ApeosPlus desola」を提供している。

 ITサポートサービス「IT Expert Service」では、識別、防御、検知、対応、復旧の各段階をカバーするサービスを組み合わせ、一気通貫で支援する。新たに脆弱ぜいじゃく性対策とデータ復旧を支援するサービスも始めた。「今後は、SCS評価制度への対応などを販売会社と連携して強化する」と宮地祐介企画1グループ長は話す。

 アウトソーシングサービスでは「MPS Guardia」が好調だ。佐谷哲企画4グループ長は「サイバーセキュリティー対策など安全性強化に取り組むとともに、環境貢献の可視化、サステナビリティーレポートにも注力する」と話す。

 国内販売会社の富士フイルムビジネスイノベーションジャパンは「Bridge for Innovation 2026」で、DXやAI実装を提案。寺谷崇販売推進部販売促進室室長は「顧客の業務課題に合わせ、最適なソリューションを具体的に示す」と話す。