2026.09.04 ユーキャン、デジタル集音器発売 使いやすさ追求

デジタル集音器「テルマホン」を発売

装着イメージ装着イメージ

 通信教育大手のユーキャン(東京都新宿区)は3日、耳をふさがないデジタル集音器「テルマホン」を発売した。聞こえの研究・開発を手がけるテルマエンジニアリング(長野県長野市)と共同で開発。無理なく使い続けられるよう本体やケースから直接操作でき、耳穴をふさがない快適な装着を実現した。

 ユーキャンは、耳をふさぐ圧迫感や蒸れ感、長時間の装着疲れ、不快なハウリングなどの要因で使用しなくなる人向けに新製品を訴求。ライフ&カルチャー事業本部ウェルビーイング事業部の原孝之統括マネージャーは「人との会話や趣味、外出を楽しむなど聞こえの先にある暮らしの楽しさを支えるという観点から商品開発を進めた」と述べた。

 テルマホンは、耳本来の働きを生かせるよう設計。音の振動を耳介を通じて鼓膜に届ける「空気伝導」と、耳珠を介して音の振動を鼓膜に届ける「耳珠伝導」を活用。スピーカーの外周に取り付けられている独自開発の「サウンドフィルター」を組み合わせることで、言葉がクリアに聞こえるようにした。耳に装着すると突起部が耳穴の真下にあるU字形の溝にはまり込み、耳珠に直接音を伝える。

 チタン素材にゴム系のエラストマーを成型した耳かけアームを採用。本体は幅43mm、高さ59mm、奥行き24mmのサイズにした。同事業部開発課の浅村健二係長は「70代がメインターゲットになるが、商品を届けたときに『小さくてどこにあるか分からない』という問い合わせが多いため、小さすぎず、落としてもすぐわかるような大きさにした」と述べた。

 音量は10段階で調整でき、加齢で聞き取りにくくなる高周波数2kHz~6kHzを補う。標準の4段階で最長11時間使用でき、重さは片耳が15g、ケースが150g。ケースは音量調整や充電、収納などに対応し、専用アプリのダウンロードを不要にした。

 ブロンズゴールドとスマートグレーを展開し、市場想定価格は税込み3万9800円。同社のEC(電子商取引)サイトで販売する。