「コンサルティング」など4つのアプローチで解決

　新型コロナウイルスの感染拡大以前から、企業でデジタルトランスフォーメーション（DX）の取り組みが進行していたが、新型コロナによってこの動きを一気に加速させている。在宅勤務やオンラインの顧客接点、デジタル技術を活用した販売チャネルの有用性など、コロナ前に見られなかった新しい需要やデジタル化の一層の進展が見られるようになった。

　ニューノーマル（新しい日常）の在り方が模索される中、DXは進展し顧客の在り方も変化するとみている。ユニリタはこの変化を「所有から利用への価値観の変化」「顧客層が、情報システム部門から事業部門へと変化」「販売して終わりから、販売してから始まるという繋がり方の変化」--という三つの観点から捉えている。

　これら三つの観点を軸に、強みであるデータ活用とシステム運用を連携させた新サービスでは、データ加工や新たなシステム連携などの要件対応を全て当社が請け、業務効率化や生産性向上を実現している。また、働き方改革を支援するリモートワーク基盤、業務プロセス改善、リモートアウトソーシングなどはコロナ禍における課題を効果的に解決するサービスになっている。

　20年後半は企業の設備投資は慎重になるとみられるが、今後は事業を見直す企業が増加すると考えており、DXを加速させる企業とテレワークに向けたクラウド化やセキュリティ対策などを整備する企業と二極化していくと考えている。

　企業は、アフターコロナを見据えた新しいビジネスモデルの構築に挑みながら、既存のエンタープライズアーキテクチャを継続的に最適化し続けるという、時間軸の異なる二つの変革を、整合性を取りながら両立させていく必要がある。

　この課題に対してユニリタは、長年のノウハウや知見を「インフォメーション」「サービス」「プロセス」という三つのマネジメント領域に集約し、これらを強みに「コンサルティング」「ソリューション」「プロダクト」「サービス」の四つのアプローチで支援し、様々な解決策を提案していく。