2020.09.25 【九州・山口産業特集】富士通九州システムズチェックインソリューション積極展開
担当の杉本裕司マネージャー(左)と荒谷栄輔さん
富士通九州システムズ(FJQS、福岡市博多区、石井雄一郎社長)はコロナ禍で非接触が注目されていることから、クラウド型の「GLOVIA smart ホテル SaaS」によるセルフチェックインソリューションの展開を、積極的に推進している。
このシステムは宿泊予約、フロント会計、空室管理から顧客管理、売り掛け管理までトータルで提供する。今回は、チェックイン機と連携させて、宿泊客とフロント担当者との接触を減らす。
予約サイトからQRコードで連携することで間違いも少なく、チェックイン業務がスムーズに進む。チェックイン時の清算が主となるビジネスホテルなどは、追加の支払いがなければキー返却のみでチェックアウトも可能だ。
ホテルシステム自体は、既に北海道から沖縄まで、オンプレミスを含め全国1千ユーザーを超える実績があり、営業・開発・保守まで一貫して行っている。24時間365日サポート対応し、ユーザーと直接やりとりしたノウハウや経験が蓄積されている。
旅館業法の改正や自治体の条例などとの整合性には、実績を積んだシステムだけにクラウドの強みを生かしてスピード対応。細かい部分を定期的にレベルアップさせることで、標準サービスを基本としている。
チェックイン機は主要メーカーをカバーしており、幅広い対応が可能だ。キャッシュレス化が進めば、チェックイン機も形を変えていくことが予想され、その変化も想定して開発を進めている。
「スピード感をもって、時代に合ったサービスをお客さまに提供していく」(同社)とし、コロナ禍の業界が求める機能に応えていく。