2020.09.30 【電波新聞70周年特集】日本冷凍空調工業会・西崎太真会長業界日刊紙として確固たる地位

西崎 会長

 電波新聞社創立70周年に当たり、衷心よりお祝い申し上げます。長きにわたって電子工業の発展について、ビジネスと技術の両面から報道を続けられ、近年は、今後成長が期待できる様々な産業分野で話題のIoTやAI(人工知能)、自動運転、ロボット、またこれらを支える技術や開発動向についても紹介されるなど、電機業界の日刊紙として確固たる地位を築いてこられたことに敬意を表します。

 さて現在、日本経済は新型コロナウイルスの影響による未曽有の事態を迎えており、さらに海外では超大国であるアメリカと中国の対立がより浮き彫りになり、新型コロナウイルスの影響に輪をかける形で、世界は混迷の度合いを深めています。

 このような状況のもと、当工業会では新型コロナウイルスとの共存に対応した冷凍空調業界の役割を見据え、直面する様々な課題に迅速に適応しつつ、「地球環境問題への適切な対応」を中心とした業界としての主要テーマに継続して取り組んでいきたいと考えております。

 冷凍空調機器は、今後も全世界で需要拡大を続けていくと思われ、そこに適用される省エネ・環境技術は、重要なアイテムとなります。

 その中でもとりわけ、日本の冷凍空調技術やインバータヒートポンプ技術は世界をリードする技術として注目を集めていますので、我々はこれからも世界のトップランナーとしてその期待に応えていきたいと思います。

 冷凍空調業界を含むエレクトロニクス業界全般の発展とともに、貴社が創立70周年を機に、今後一層ご発展されますことを祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。