2020.11.13 【ルームエアコン特集】ダイキン工業「うるさらX」
換気のできるエアコン「うるさらX」
換気機能搭載機種を拡充
ダイキン工業は、空気質に敏感なユーザーが増える中、外気を給気する機能を備えたルームエアコンの商品陣容を一挙に拡充。フラグシップモデル「うるさらX」など、新製品5シリーズを今月から順次販売を始めた。
同社は1999年から、室外機に搭載する加湿ユニットを使って、取り込んだ外気から水分を吸着し、搬送ホースで室内を加湿する機能(うるる加湿)をエアコンに搭載し、給気を実現していた。
新製品では、コロナ禍で高まる換気需要に応えて、換気機能搭載機種を一挙に拡充させている。エアコン自体は排気をできないため、住宅の換気扇などと組み合わせて適切な換気を提案する。
主力のうるさらXは、冷暖房と換気を操作できる「換気ボタン」をリモコンに搭載。スマートフォンの専用アプリケーションからも換気操作ができるほか、外出先からでも操作可能だ。
在/不在に合わせ、センサーにより給気量を約10%自動で増やす「センサー換気」を搭載するほか、昨年11月に発売したAIコントローラ「ビサイド」と連携。検知したCO₂濃度に応じた自動換気も可能となる。ビサイドを使えば、温度や湿度、CO₂濃度をスマホで見える化することができる。
室内機には、清潔性の向上を狙って、通風経路のファンに防カビ効果の高い薬剤を練り込んでいる。熱交換器は、汚れを取り除く「水内部クリーン」を昨年モデルから搭載した。
このほかにも〝換気ができるエアコン〟として寝室や子ども部屋向けの小型モデル「うるさらmini(ミニ)」、さらに給気のみできるスタンダードモデル「Vシリーズ」、給気と加湿ができる天井埋め込みカセット形と床置き形をそろえている。