2020.11.20 【オーディオ特集】アキュフェーズプリアンプ「C-3900」

「C-3900」

50周年記念モデル第2弾

 22年に創立50周年を迎えるアキュフェーズは19年から50周年記念モデルの発売を始めるとともに20年は新製品5機種を発売した。

 50周年記念モデルは第1弾となる純A級プリメインアンプ「E-800」を19年に発売。今年は第2弾となるプリアンプのフラグシップモデル「C-3900」を発売した。年末に向けて前面に出し訴求していく考えだ。

 C-3900は独自のボリュームコントロール技術「AAVA」を2回路平衡駆動にした「バランスドAAVA」をさらに進化させ2回路並列駆動にした最上位の「デュアル・バランスド・AAVA」を搭載した。入力から出力まで全ての増幅回路を並列駆動することにより、システム全体で低雑音化している。

 高ゲイン化するために電源電圧の自由度が高いディスクリートアンプを採用するとともに、高精度と低雑音を両立したANCCを採用したI-V変換アンプを搭載することで純度の高い信号伝送をできるようにした。ボリューム・センサーユニットもさらに改良し、滑らかな操作感を実現している。

 今年はそのほか、高いノイズ性能を実現したステレオ・フォノ・アンプ「C-47」をはじめ、理想的なデジタル処理ができるデジタル・ボイシング・イコライザ「DG-68」、プリメインアンプ「E-280」、SA-CD/CDプレヤー「DP-570」を発売した。

 10月に発売したE-280は、ノイズやダンピング・ファクターの性能を高めて、バランス入力のS/Nが大幅に高まったプリメインアンプのエントリモデルになる。大容量電源回路を新規開発したほか、アナログ音源とデジタル音源を同時に楽しめるよう、オプション・スロットを2スロット拡張している。

 11月に発売したDP-570は、SA-CD/CDプレヤーの最新モデルで、光ピックアップを改善し、読み取り性能を大幅に高めた。上級モデルに搭載した高性能DACを4回路並列動作させ、全高調波ひずみ率やS/N比などの性能を向上させている。