JVCケンウッドは、ケンウッドブランドから〝耳に装着するスマートデバイス〟として、完全ワイヤレスイヤホン型の音声アシスタント搭載スマートヘッドセット2機種を1月中旬から順次発売する。価格はオープン、市場想定価格（税別）は3万5000円前後。

　高音質・高機能な完全ワイヤレスヘッドホンで好評を得てきた同社は、音楽リスニングや通話に加わる新たな役割として音声アシスタントに着目。スマートスピーカをはじめテレビやオーディオなど家電分野で、様々な音声アシスタント対応デバイスが普及していることを背景に、ヘッドホン／イヤホンが身に着けるアイテムであることから「日々の生活をもっと便利にするイヤホン型デバイス」というコンセプトで、音声アシスタント搭載スマートヘッドセット「WS-A1／A1G」を企画・開発した。

　WS-A1（Amazon Alexa搭載）と、WS-A1G（Googleアシスタント搭載）は、同社独自のアルゴリズム採用により、外出時などの騒々しい環境でも音声アシスタントに正確な指示を伝える音声認識を実現。周囲音の遮断と取り込みのシームレスな切り替えや、装着したままでも周囲の人の声を明瞭にするなど、音声アシスタントを使いこなせる機能を搭載した。

　また、新開発の「イヤーピロー」により、長時間使用しても快適な装着を実現。軽量かつ高剛性の金属素材ベリリウムでコーティングした振動板を採用し、ヘッドホン開発で培った技術を生かして音質にもこだわった。

　同機をスマートフォンとブルートゥース接続し、音声アシスタントに話しかけて声だけで操作することにより、ニュース／天気予報／スケジュールの確認をはじめワンワードで複数の動作が行えるルーティン機能やナビ案内、翻訳、スマートホームの制御など、様々な情報の確認や操作をスマホを手に取ることなく可能にした。