2020.12.21 【回顧2020】〈1〉総合電機コロナ禍で体質転換、経営体制刷新も相次ぐ
顔認証技術を活用したセキュリティゲートを通過するデモ=東京都足立区の日立ビルシステム亀有総合センター
2020年の総合電機業界は、新型コロナウイルスに端を発した未曽有の危機と闘う1年となった。
コロナに伴う市況悪化などの影響を受けて大手8社の21年3月期第2四半期(20年4-9月)連結決算は、ソニーを除く7社が2桁の営業減益を余儀なくされた。各社はコロナ禍を高収益体質への転換を加速する好機と位置づけて、構造改革を断行。感染拡大を機に訪れた「ニューノーマル(新しい日常)」時代を見据えた成長の種まきも急ぎ、経営体制の刷新に向けた... (つづく)