2020.12.23 ヘルスケア協会が定期記者会見臨床家の第一人者・小原理事が講演

今西 会長

臨床家の小原理事が講演臨床家の小原理事が講演

 日本ヘルスケア協会(JAHI)はこのほど定期記者会見を開き、薬剤師で岐阜薬科大学特任教授の小原道子理事が「臨床現場の問題点を解決するための活動拠点に!~日本ヘルスケア協会部会活動を通じて~」と題した講演を行った。

 今西信幸会長は「日本では高齢化がどんどん進んでいる。65歳以上の介護について、今しっかり取り組まなければ、今後はさらに状況が厳しくなる。臨床家の第一人者である小原理事に講演をしていただく。今後の活動に生かしてほしい」と呼びかけた。

 小原理事は「保育とグループホームが一体となるなど、緩やかにつながる街づくりを進める」などと方向性を示した。また、災害時に避難所などで調剤作業や医薬品交付などを行う医薬品供給車両「モバイルファーマシー」については「現状はネックだらけ。実証実験をする場所を定め、住民などを巻き込みスタートしたい」と前を見据えたが、現在、新型コロナウイルスの影響で審議に遅れが出ていることも伝えた。

 会見では、佐藤聖常務理事が、これまで暫定版として運用していたホームページを一般財団法人版として公開したことや、認知症対応検討部会など新部会の立ち上げ準備に入ったことを報告した。