2021.03.08 【中部産業特集】マスプロ電工新4K8K衛星放送機器ベース

新型デジタルレベルチェッカLCV4A

IoTソリューション機器など新規分野提案

 マスプロ電工は、21年度の事業戦略で7-8月に開幕予定の東京五輪・パラリンピックの視聴を話題とした新4K8K衛星放送受信機器をベースに、セキュリティ機器やIoTソリューション機器など、ウィズコロナのニューノーマル(新しい日常)時代に対応した新規事業分野を積極的に提案する。

 新4K8K衛星放送受信機器は、新4K8K衛星放送を受信するBS・110度CSアンテナやブースタ、デジタルレベルチェッカなどのリプレース需要を促進していく。

 昨年12月、ポータブルタイプで業界初となる新4K衛星放送の映像・音声を確認できる、デジタルレベルチェッカ「LCV4A」を発売した。新4K8K衛星放送の放送局ごとの受信レベル、C/N、BERがモニター1画面で確認でき、デジタル変調の品質を視覚的に確認できるコンスタレーション測定ができる。衛星放送受信マークを表示し、CATVの上りと下り帯域の測定に対応可能。

 新4K8K衛星放送対応で共同受信用のFM・V-Low・UHF・BS・CSブースタ2機種(FUBCAW38S、FUBCAW43S)を2月に、BS・CSブースタ1機種(BCAW50S)を今月上旬に発売。出力測定端子だけでなく、入力測定端子を搭載しているため、メンテナンス性に優れ、高利得・高出力に加え、テレビ信号を停波させなくても電波の入力と出力レベルを測定できる。BCAW50Sは、BS・CS入力端子受電機能を搭載している。

 セキュリティ機器は、WHCシリーズに、さらに機能を充実させたモニター&ワイヤレスHDカメラセット(WHC7ML、WHC10ML)を発売した。センサーライト機能や警告音機能、カメラ・モニター間で通話が可能になるなど、従来製品からさらに機能を追加させた。

 IoTソリューション機器は、LPWA Sigfox通信用温湿度センサー端末「SGTHA」、CO₂温湿度センサー端末「SGTHA-CO2」をそろえる。データ閲覧サービスと組み合わせることにより、学校・工場・オフィス・スーパーなどの温度や湿度、CO₂濃度を可視化でき、3密・熱中症・ウイルス感染対策に最適。センサー端末は、Sigfox通信以外にもLoRaWAN対応の端末も取りそろえ、顧客の要望に合わせて機器の提案をしていく。