2021.04.22 【ミリ波】DX化のおかげで出版業界も水物から脱却できそう

 出版は水物(みずもの)と昔から言われてきた。編集者が「これは売れる」と感じ発売した小説が返本の山を築いたり、期待薄の本がベストセラーになることもある。音楽や映画産業と同じ▼出版業界は書店の減少に悩まされ続けてきた。一方、大規模書店が増え売り場面積が増大した時期もあった。データを調べると書店数減少は継続中。売り場面積のピークは2010年で、以降、一気に減りだした▼東日本大震災が流れを変えたようだ。職場近くの大型書店の半数が姿を消している。書店を取り...  (つづく)