2021.05.11 国内初の水素発電の商業運転新電力イーレックス、CO₂排出ゼロも水素製造コストの低減化がカギ

 新電力大手のイーレックスは、水素の製造、販売を手掛けるベンチャー企業、ハイドロゲンテクノロジー(HT社、東京都中央区)と共同で、二酸化炭素(CO₂)を排出しない水素発電所の建設に動きだす。2021年度内に実証のため小型発電所の稼働を開始する計画で、発電した電力は販売する。水素燃料100%の発電の商業化は国内初となる。

 両社は4月下旬、水素発電や燃料電池自動車への水素供給について、共同事業開発の検討を進める覚書を締結した。  (つづく)