2021.07.14 【LED照明総合特集】東芝ライテック除菌脱臭装置「ユービッシュ」

除菌脱臭装置「UVish」

深紫外線LED搭載、ウイルスなどの活動を抑制

 東芝ライテックは、深紫外線LEDを搭載する除菌脱臭装置「UVish(ユービッシュ)」を発売した。光触媒も搭載し、ウイルス抑制や除菌、脱臭に効果を発揮する。

 ユービッシュは、深紫外線と光触媒による効果で、ウイルスの活動を抑制し、感染力を低減することができる。細菌を分解して増殖を抑制し、除菌効果も発揮する。浮遊ウイルスは約5分で90%以上、約10分で99%以上を抑制。浮遊菌やカビについては約26分で99%以上除菌できる。

 アセトアルデヒドやアンモニア、メチルメルカプタンなどの悪臭に対し、光触媒が作用。光触媒が反応しやすい、波長の長い紫外線であるUV-A(315~400ナノメートル)のLEDを照射することで、除菌・脱臭効果を発揮する。タバコ臭や二日酔い臭などのアセトアルデヒドの脱臭性能は、約28分で50%以上、約96分で90%以上となる。

 本体は高さ207×横250×奥行き120ミリメートルの小型サイズで、1.8キログラムと軽量だ。持ち運びしやすい据え置き型で、カウンターやデスクの上、会議室などさまざまな場所に設置できる。運転音も22デシベルと静かだ。8畳相当の広さに対応する能力を持つ。

 深紫外線はウイルスに有効だが、人体にも有害。そのため、製品化には安全対策が欠かせず、裏側のふたが外れて深紫外線が漏れそうになる場合には、消灯するように自動的に電源が切れるインターロック機構を搭載している。光触媒フィルターは金属製で、水につけ置き洗いできる。手入れも簡単で衛生的だ。フィルターユニットは交換不要。

 医療施設や介護施設、宿泊施設といった非住宅分野で、照明と合わせた空間提案の商材の一つとして展開していく。