2021.07.16 【電子部品技術総合特集】若手技術者に聞く日本航空電子工業商品開発センター 山根康平

山根氏

時代の潮流を知り新技術の開発

 私は振動発電デバイスの開発を担当しており、あらゆる状況下における電子機器への持続的な電源供給を目指しています。また、グリーンエネルギーに関する動向調査を進めていく中で、持続可能な開発目標が未開拓の市場を創出していることに気付き、このような新たなマインドセットが、技術トレンドばかりでなく社会システムをも変容させる力になるということを意識するようになりました。

 私はこれまで「メンテナンス性と生育コストに重点を置いた小松菜栽培システムの構築」など趣味の工作を通して、目的に応じて世界中の情報とモノを合わせ込むことを学んできました。

 部品メーカーである当社は、お客さまの手が届かない課題に対して手間を惜しまない創意工夫を行い、その積み重ねをモノに乗せて価値を提供しています。

 将来的にはそのような当社の視点を土台に、時代の潮流を知り、学んできたことを生かしながら〝モノと社会貢献〟を結び付ける新技術の開発をしていきたいと考えています。