2021.08.09 被爆76年ラジオ特集NHK広島放送局 「被爆オリンピアンが遺したメッセージ~スポーツの力は分断を越えられるか~」
高田さんご本人
【広島】NHK広島放送局は9日、ラジオ第1で、被爆76年ラジオ特集「被爆オリンピアンが遺したメッセージ~スポーツの力は分断を越えられるか~」(全国放送/午後8時5分~午後9時55分)を放送する。
1936年に砲丸投げの日本代表選手としてベルリンオリンピックに出場し、その後、出身地の広島で被爆した高田静雄。
その乗り越えがたい苦しみから立ち上がろうと、オリンピックをきっかけに始めた「カメラ」で写真を撮り続けた。陸上競技場で躍動する選手だけでなく、平和記念公園を訪れた外国人にもレンズを向けた。そこには、高田静雄が伝えたかった平和へのメッセージが込められていた。
新型コロナで、未曾有の混乱のなかで行われている東京オリンピック。「スポーツが持つ力」には、国の違いや民族の壁、差別や分断を乗り越え、世界を一つにするヒントがあるのか。その力をより大きくするためには何が必要なのか。高田静雄の半生をラジオ朗読劇でたどりながらゲストとともに議論を重ねる。
ゲストは、オリンピックのマラソンで2大会連続メダルを獲得した有森裕子さんと、アメリカ出身の日本文学者でコメンテーターとして活躍するロバート・キャンベルさん。