2021.08.13 マクセル 電磁波吸収部材使った新製品高速無線通信などに活用

透明電磁波吸収シートを紹介する豊田製品設計リーダー

 マクセルは、カセットテープなどで長年培った技術を生かし、電磁波吸収部材を使った製品の開発を進めている。

 特に無線通信の研究に力を入れており、ミリ波対応の電磁波吸収部材として射出成型用樹脂ペレット、ゴム成型品、ゴムシートを訴求する。これまで培ってきたカセットテープなどの技術を応用して吸収性能に優れた新規磁性粉を開発。カーボンなどと組み合わせ、それぞれの長所を生かして反射率や重さ、周波数などを用途に応じてチューニングできるように...  (つづく)