2021.09.15 四国電力送配電愛南町と共同実証実験を開始
【高松】四国電力送配電は、電力スマートメータ-を活用した水道遠隔検針で、愛媛県愛南町と共同実証実験を今月から開始した。同社は、今年4月に電力スマートメーターを活用した「IoT向け通信回線サービス」を開始。同実証試験は、香川県女木町でも行っている。
今回の実証試験は、水道検針業務の効率化効果の検証などを目的として、愛南町の山間部などで実施することとしており、水道メーターに無線通信端末を接続し、メーターの指針値や漏水といったアラーム情報の取得に関する検証を行う。
両者は、これらを通じて遠隔検針における新たな課題を確認・整理するとともに、水道使用量の見える化など利用者のサービス向上に資する検討を実施する。
実証実験の概要は次の通り。
▽実施事業者=愛南町および四国電力送配電▽実証場所=愛南町▽実証対象=水道メーター22カ所▽実証開始時期9月▽実証内容=現地水道メーターの指針値と遠隔取得した指針値の整合性確認。漏水などのアラーム情報の遠隔取得。遠隔検針における新たな課題の確認、整理。水道使用量の見える化など、利用者のサービス向上に資する検討(遠隔取得情報の利活用に係る検討)。