2021.10.12 【電波時評】問われるニューノーマル時代の取材力

 長期化する新型コロナウイルス禍で、ニューノーマル(新たな日常)な取材スタイルも定着しつつある。

 インターネットを活用したメディア向け発表会や記者会見で、リアルとオンラインの「ハイブリッド型」も増える方向にある。ただ、主催者と報道陣のやり取りが機械的になる傾向も一部に見受けられ、記者と広報側の双方とも模索が続きそうだ。

 記者は相手の言葉や表情から意図や感情を読み取りながら質問し、発表の裏側に隠れた真実に迫...  (つづく)