2021.10.19 【CEATEC特集】注目のコンファレンス

 初のオンライン開催となった昨年に続き、完全オンライン形式で開催される今年のCEATEC。「CEATEC 2021 ONLINE」では、19~22日のメインイベント開催に合わせ、全日にわたってオンライン上で多彩なコンファレンスが実施される。

 今年の重点テーマは、「カーボンニュートラル」「5G」「スーパーシティ/スマートシティ」「モビリティ」の4テーマ。

 コンファレンスもこれらの重点テーマに沿って、さまざまなセッションが準備されている。それ以外にも、「Society5.0 IoT/DX/SX」「スタートアップ」「企業セミナー」「地域ビジョン/地域戦略ビジョン」などのテーマで多彩なプログラムが用意され、トータルで130以上のセッションが実施される。

 オンラインコンファレンスでは、業種と国境を越えて、グローバル企業のエグゼクティブ、キーパーソンなどが多数く登壇し、企画セッションや技術セッション、セミナーを多彩に展開する。

 各セッションは、視聴希望者は、事前入場登録のみで視聴が可能。オンライン形式であるため、人数制限はなく、事前の聴講予約も不要で、手軽に興味あるセッションを聴講できる。

 カテゴリー別では、「カーボンニュートラル」では、カーボンニュートラル時代における日本のIT・エレクトロニクス業界の考察や、カーボンニュートラルを実現する未来のモビリティー社会、デジタル技術で実現するカーボンニュートラル、国別のカーボンニュートラルへの取り組みなど、興味深いセッションがめじろ押しとなっている。

 「5G」では、「5G 利活用 2021 ワークショップ~最前線の状況と今後の展望~」と題して、5G商用サービスの利活用の最新動向や今後の展望に関するパネルディスカッションが予定されているほか、5Gテクノロジーがもたらす社会価値の推進、ローカル5G導入事例解説、5G高度化と次世代システムのBeyond 5G/6Gへの展望など、最新の5G動向を解説するさまざまなセッションが用意されている。

 「スーパーシティ/スマートシティ」では、「過疎集落が挑むスーパーシティのリアル」と題し、消滅可能性都市上位の過疎の町である人口約3700人の和歌山県すさみ町が取り組むテクノロジーを活用したイノベーションを紹介するほか、東日本大震災後の復興プロジェクトとして始動した「スマートシティ会津若松(AiCT)」の取り組み、5G・AI・IoTなどの技術を活用した持続可能で人々の豊かな暮らしを支えるまちづくり、最先端スマートシティーで実現する地域社会の未来像など、テクノロジーを活用したスーパーシティー/スマートシティーの未来像に向けた議論が展開される。

 「モビリティ」では、「空飛ぶクルマ」の実現に向けた「次世代空モビリティシンポジウム」や、自動運転やストリーミングサービスの普及が推し進める車内エンターテインメントの変革、「カーボンニュートラル時代のモビリティ戦略」といった多彩なプログラムが用意されている。