2021.10.25 6G時代は「デジタルツイン」にNECと大阪大、「ビヨンド5G」で連携
(出所:NEC)
第5世代移動通信規格5G対応のスマートフォンが本格的に普及する中、早くも5Gの性能をさらに高めた「ビヨンド5G(6G)」を見据え、産学連携の取り組みがスタートしたNECと大阪大学は25日、「NEC Beyond 5G協働研究所」を11月1日に立ち上げると発表。ビヨンド5GとAI(人工知能)の技術を活用し、実世界を仮想空間に再現する「デジタルツイン」を発展させた技術の開発を目指す。
ビヨンド5Gは、超広帯域と低遅延通信で広域をカバーするほか、詳細な位置測位を実現するサービス。5Gの次世代の通信として2030年ごろの導入が見込まれている。
来月発足する協働研究所は大阪府吹田市の大阪大吹田キャンパス内に設置され、NECと同大からそれぞれ約10人の20人前後が参画する予定。ビヨンド5GとNECのAI技術を組み合わせてデジタルツインを発展させ、実世界のデータ処理や制御を即時に行い、実世界の状況を再び仮想世界に取り込む技術の開発に取り組む。