2021.10.27 【Japan IT Week 秋/通信・放送Week特集】七星科学情報通信各種光通信機器を展示
DMシリーズ
通信ラインの長距離化など対応
七星科学情報通信は、情報通信機器の総合メーカーとして、メディアコンバーターや光エクステンダー、光通信機器の開発・製造・販売を行っている。
同社は、通信・放送Weekの光通信技術展に出展し、高速化していく通信ラインの長距離化やノイズ対策・落雷対策などに対応する最適な光通信機を低速から高速の製品まで幅広く取りそろえて、展示・紹介する。
接点信号用光通信機「DMシリーズ」は、接点信号をマルチドロップで相互通信する。8chの接点信号を1芯の光ファイバーで最大34キロメートルまで延長することができる。親機と子機のアドレスを設定することで、最大16系統の1対N通信が可能となる。
シングルモードファイバー、マルチモードファイバー兼用し、SC光コネクターに対応する。
DMシリーズは、PLC(プログラマブルロジックコントローラー)を使用することなく、接点信号の光ファイバー通信化を直接行うことで、非常にシンプルな機器構成となる。そのため、サイズダウンおよびコストダウンが可能に。
また、オリジナル通信プロトコルであるため、秘匿性が高く、オープンネットワークが使えない高度なセキュリティー施設での使用も可能。アドレス設定は、スイッチで容易に設定が可能となっており、IPネットワークの専門知識は不要。動作温度範囲はマイナス25~プラス65度と広く、過酷な温度環境でも使用可能となっている。
SerDes光リンク「SD-008/FD-008シリーズ」は、8ビットのパラレル信号と一つのクロック信号を光ファイバー1芯で伝送することを可能にする光通信モジュール。マルチモードファイバー対応で最大3キロメートル伝送可能。
光デジタルリンク「SD-001/FD-001シリーズ」は、LVTTLレベルをマルチモードファイバー1本で最大3キロメートル伝送。SFF光トランシーバーサイズを採用し、SCコネクターとFCコネクターの2種を用意。マルチレート対応。パソロジー信号に対応する。
フル4K 12G-SDI用光メディアコンバーター「VP-1004シリーズ」は、4K映像用(12G-SDI規格信号)を最大10キロメートルまで延長するユニット。動作温度範囲がマイナス10~プラス60度と広いため、監視カメラの屋外での組み込みでの使用が可能。
会場ではデモンストレーションを行い、情報通信機器の総合メーカーとして、光ファイバー伝送の導入を幅広く提案する。