2021.11.09 「秘密クラブっぽい?」共創スペース住友化学の新オフィス 部門長は「ガラス張り」の中

共創ラウンジ

 フリーアドレスにしたり、社内外の関係者の交流スペースをつくったりするのは、最近のオフィスのトレンド。そんな中、住友化学が公開した新しい東京本社(東京都中央区)は、さらに踏み込んでいる。部門長がフロアの中央、四角いガラススペースに座って、部下に囲まれたり。中でも目玉になるのは、リアルとデジタルの工夫を凝らした「共創ラウンジ」。

 グループの過去・現在・未来を紹介する実物や動画、デジタル素材などさまざまなコンテンツを用意。360度VR動画で内外7拠点を紹介する。さまざまな国で作られた調度品も使い、だがなぜか、天井は配管むき出し、床はモルタルそのまま。多様性を体感する空間の中で、リラックスした議論の場とする。オンラインでも参画しやすい専用サイトを設けるという徹底ぶり。企業秘密のコンテンツも扱う場所とあってか、「残念ながら撮影は…」とのことで、紹介している写真は提供されたものだが、ラウンジが本格運用される前に、一足早くその一端を体感した。
(10日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します。)