2021.12.16 再エネ大量導入でAI活躍電力取引市場などに応用

鹿児島県の新長島黒ノ瀬戸風力発電所。風力発電は脱炭素化の切り札の一つとして注目を集めている(提供=東芝エネルギーシステムズ)

 再生可能エネルギーの安定供給を支援する取り組みで、人工知能(AI)の存在感が高まっている。東芝は、太陽光や風力などの再エネ電源を束ねて電力市場で取引する「再エネアグリゲーター」を対象にAIを開発した。脱炭素社会の実現に向けて再エネを大量導入する機運が高まる中、AIなどのデジタル技術の開発力を磨く総合電機メーカーの役割は増しそうだ。

 「再エネの主力電源化に向かって次のステップに進む」。オンライン説明会で東芝研究開発センター知能...  (つづく)