2022.01.31 キヤノンMJがCAP株式取得で業務提携金融業界のDXニーズなど対応
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、金融市場に強みを持つシステムインテグレーターのキャピタル・アセット・プランニング(CAP)の株式取得で合意、資本業務提携した。キヤノンMJグループは、ITソリューション事業を中核とした企業への変革を進め、サービス型事業モデルを拡充している。今回の提携を機に、今後本格化が見込まれる金融業界のデジタルトランスフォーメーション(DX、デジタル変革)ニーズなどに対応する。
CAPは、生命保険数理・投資信託・アセットマネジメント・税務に係わる豊富な経験とノウハウを強みに持つ金融リテール市場に特化したシステムインテグレーター。
金融機関の戦略パートナーとして、戦略立案から要件定義・設計・開発・検証、さらには稼働教育に至る全てのプロセスを一貫生産体制で実行する数少ないベンダーとしてのポジションを確立している。
一方、キヤノンMJは、金融機関向けに、営業支援システムをはじめ、バックオフィス業務のDXに取り組んでいる。また、キヤノンMJグループ独自の映像・音声の分析や人工知能(AI)、需要予測などの技術を活用した新たなサービスに注力している。
今回、両社は、CAP株式を市場買い付けにより取得することに合意し、資本業務提携契約を締結した。提携を通じて金融システム市場における知見や開発ノウハウなどさまざまな経営資源を組み合わせることで相乗効果の最大化を目指す。
今後、金融業界は、DXの本格的な進展が期待され、こうしたニーズにも対応する。
キヤノンMJは、2023年1月31日までに17万株を取得する計画。
CAPは、資本金9億3900万円、従業員数312人。主な事業は、システムインテグレーション事業、統合資産管理システムの提供、投資教育、ファイナンシャルプランニング教育事業など。