2022.02.03 リビングロボットと資本業務提携ビックカメラ、製品の店頭販売など
リビングロボットの「あるくメカトロウィーゴ」(YouTubeの動画から)
ビックカメラは3日、教育ロボットの企画・開発・製造を行うスタートアップのリビングロボット(福島県伊達市、川内康裕社長)と資本業務提携した。ビックカメラ有楽町店(東京都千代田区)には、プログラミング学習に使えるリビングロボットの製品を家電量販店として初めて常設展示し、3日から販売を開始した。
ビックは、リビングロボットへの出資で、製品・サービスの店頭やEC(電子商取引)サイトでの販売に加え、プログラミング領域におけるシナジーの模索、製品・サービスの共同開発の検討-を進める。プログラミングロボット「あるくメカトロウィーゴ」の展示・販売を有楽町店で開始し、「お客さまに体感・体験してもらい、生の声を聞くことで、他店や次の展開を検討していく」(ビックカメラ)とする。店頭では「エントリーパッケージ」として販売しており、支払いが一括のプラン(税込み10万9700円)と分割のプラン(同11万2200円)を用意した。
ビックは、昨年7月1日に「ビックイノベーションキャピタル」を設立し、スタートアップ企業に総額100億円規模を出資する意向を示している。10月には、カメラ機材の定額制(サブスクリプション)サービス「GooPass(グーパス)」を展開するカメラブ(東京都渋谷区)に出資。今年1月には、ライブ配信プラットフォームなどを展開するSHOWROOM(ショールーム、東京都渋谷区)にも出資した。今回はそれに続く第3号案件になる。
リビングロボットの川内社長は「これまでは学校を始めとする教育現場への提供が中心だったが、ビックカメラとの提携をきっかけにたくさんの人に触れてもらい、ロボットの面白さを知ってもらいたい」とコメントした。