2022.02.07 ホシデン、減収減益 アミューズメント関連生産減4~12月連結

 ホシデンの2022年3月期第3四半期(21年4~12月)連結決算は、売上高はアミューズメント関連の生産減で減収。営業利益も減益だったが、前Q3が15億円の為替差損に対し、今Q3は円安で15億円の為替差益を計上でき、経常利益、四半期純利益は増益となった。

 鶴隆文執行役員社長室長は「アミューズメント関連の売上高は主力のベトナム工場がロックダウンで一時的に稼働が停止。半導体不足も加わり、前年同期に比べ約400億円減ったことが主な減収要因。アミューズメント以外の売上高は前年同期を上回った」説明した。

 分野別の売上高構成比/前年同期比増減は▽アミューズメント60%弱/30%強減▽移動体通信20%/25%増▽輸送機器15%/20%増▽その他7%/微増。

 通期連結業績は「アミューズメントの半導体不足は続き、健康機器関連向け需要が落ちてくる。減産で自動車向け受注が後ろにずれている」と、11月公表の予想を据え置いた。