2022.02.16 【電波時評】半導体のM&A、規制当局の厚い壁

 米GPU大手エヌビディアによるソフトバンクグループ(SBG)傘下の半導体設計開発企業、英アームの買収が破談に終わった。計画は2020年9月に発表され、実現すれば400億ドル(4.6兆円)規模と半導体業界最大のM&Aとなるはずだったが、各国の独禁当局との交渉が難航し、エヌビディア側から買収断念を持ちかけたという。

 規制当局の壁は厚い。これが障害となって、これまでも半導体関連企業が買収計画を撤回するケースがいくつかあった。例えば...  (つづく)