2022.03.07 各地域電器店夏季需要を前にエアコンの早期販売推進
地域電器店では各種エアコンを展示し、早期販売に努めている
近年は寒冷地でも暖房用として需要が伸びているエアコンは、地域電器店にとって主力商材の一つ。季節の変わり目に合わせ、梅雨入りや盛夏を迎える前に顧客からの需要を刈り取ろうと、各店で早期販売の取り組みが始まっている。
住まいるでんき館きょうしん(大阪府茨木市)は今月いっぱい、エアコンの在庫販売に注力する。チラシを約300世帯に配布し、同じ顧客にチラシを3回配るなど、エアコンの買い換えをアピールしている。
エアコンは自動掃除機能付きが人気で、空気清浄機能や換気機能よりも重視する顧客が多いという。店長は「3月まではエアコンに注力し、4月からは洗濯機の販売に取り組んでいく」と話し、引き続き営業活動に取り組んでいく。
パナショップ稲沢(愛知県稲沢市)では、高機能エアコンの販売が好調だ。寒さが厳しかった2月まで例年になくエアコンが多く売れた。高齢の顧客が灯油の高騰や燃料補給の作業を嫌い、石油ストーブからの切り替えが進んだ。個室でテレワークをするようになった家族のために、エアコンを買い替える家庭も増えた。
運転・停止・温度設定の3種類のボタンのみで簡単に操作できるリモコン付きで、運転直後から強力に暖房・冷房できるタイプが人気。換気・除菌機能も注目されている。夏の猛暑を控え、高齢者の健康と安心を維持するためにもエアコンの早期設置を提案している。
(8日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)