2022.03.18 道頓堀XRパークで新しい観光体験を発信2回、3回と何度も訪問してもらえる場所に
「道頓堀ARフィッシング」のフィッシングゲームの様子
学生やサラリーマンに人気のバーや居酒屋が立ち並ぶ、大阪のエンターテインメント地区、道頓堀。新型コロナ感染症の影響で、一時は来訪者が減ったものの、活気が戻りつつあるこの運河沿いの人気スポットで、スマートフォンを活用した新たな観光のデジタルトランスフォーメーション(デジタル革新)の実証実験が始まった。
NTTドコモは18日から4月10日まで、道頓堀を世界に誇る観光地へ発展させることを目的に設立した、道頓堀ナイトカルチャー創造協議会、旅行会社のJTBと「道頓堀XRパーク」の実証実験を実施。現実世界と仮想世界を融合することで、現実にはないものを知覚できる技術「XR」を活用した取り組みで、リアルとバーチャルが融合した新たなデジタルコンテンツを提供する。
イベントには、専用アプリケーション「道頓堀XRパーク」をスマートフォンにダウンロードすることで参加可能。道頓堀商店街やとんぼりウォークに仕掛けられた空間ARコンテンツをアプリで読み取ることで、1970年の大阪万博当の写真のほか、お店の混雑状況やCO₂濃度をARで確認したり、道頓堀の一部店舗で使用できるデジタルクーポンを取得できるゲームが楽しめる。体験できる内容は、「道頓堀ARフォトミュージアム」「道頓堀川ARフィッシング」「道頓堀センシングAR」の三つ。
また、実証実験期間中には、自宅などからパソコンやスマートフォンでイベントページにアクセスすることで、バーチャル空間上に3Dで再現された道頓堀商店街を散策できる体験も。道頓堀ならではのアバターが用意されており、バーチャル空間でシューティングゲームやたこ焼き探しゲームを楽しめるほか、道頓堀川ARフィッシング同様、一部店舗で使用できる、デジタルクーポンを取得することができる。
(21日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)