2022.04.06 電機・IT業界 、「ジョブ型」人事制度の導入加速富士通が一般社員に拡大 日立も7月に拡大へ

2022年春季労使交渉で要求書を提出した日立製作所労働組合。ジョブ型人事も焦点の一つとなった

 職務内容を明確化して最適な人材を配置する「ジョブ型」人事制度の導入が、電機・IT業界で加速しつつある。富士通は4月中にも、一部を除く国内外のグループ企業の約11万人にジョブ型を導入。日立製作所もジョブ型の適用対象を管理職から、7月以降に一般社員へと順次広げる。各社は組織や個人から意欲と能力を最大限に引き出し、グローバル競争の激化に備えたい考えだ。

 「『適材適所』ではなく、『適所適材』というプロセスに変えていく」。富士通で最高...  (つづく)