国際半導体製造装置材料協会（SEMI）は12日、2021年の世界の半導体製造装置販売額が過去最高の1026億ドル（現レートで約12兆8000億円）になったと発表した。これまで最高の20年の販売額（712億ドル）を44%上回り、初めて1000億ドルの大台を突破した。

　旺盛な半導体需要に支えられメーカーが製造設備への投資を積極的に拡大しており、21年は前工程、後工程装置とも大幅に伸びた。

　地域別販売額は中国が前年比58%増の296億2000万ドルとなり2年連続首位。2位は韓国で同55%増の249億8000万ドル。前年2位の台湾は同45%増の249億4000万ドルと韓国と僅差ながら3位に後退した。日本は78億ドルで4位。前年比伸び率は3%にとどまった。

（14日付電波新聞／電波デジタルで詳報します）