2022.04.25 東レエンジニアリング、フォトリソで細胞膜チップ生体の〝センサー〟計測へ量産

人工細胞膜チップの試作品(16チップ)

 東レエンジニアリングは、創薬分野の計測技術開発で協業する。グループ会社レイテックのエッチング技術を基に、チップ部品の量産プロセスを構築する。新薬創出の鍵を握る「イオンチャネル」の性質を人工的に再現する細胞膜チップの量産が目標。人工細胞膜チップを中核技術とするヘルスケアベンチャーのマクシス(川崎市高津区)と協業する。

 イオンチャネルは細胞膜の表面に存在。ナトリウムイオンや、カリウムイオンなどのイオンを通すことで細胞内外の情報を...  (つづく)