2022.06.22 【日本ものづくりワールド特集】THKLMガイドやIoTサービスなど展示
THKが出展する製品群
THKは「機械要素技術展」に出展し、LMガイドやボールねじをはじめ、電動アクチュエーター、各種ロボット製品のほか、予兆検知を実現するIoTサービスなども多数展示する。
製造業向けIoTサービス「OMNIedge」は、LMガイド、ボールねじ、アクチュエーターなど機械要素部品にセンサーを取り付け、収集したデータを独自のアルゴリズムによって数値化、解析することで状態の見える化、予兆検知を実現するシステム。通信の組み合わせで遠隔監視も可能になる。センサーは後付けができる。LMガイド、ボールねじ、アクチュエーターに続いて回転部品への対応も開始した。
海外の通信網を使って利用できるグローバルSIM対応として中国はじめ米国、タイ、インドネシア、台湾、シンガポールにもサービスを拡大した。
「ならいハンドシリーズ」は、さまざまなワークの凹凸に合せて12本のシャフトをならわせてロックする「ならい機構」を採用したロボットハンドで、12個の吸着パッドと内蔵した絞り弁でワークを吸着する「ならい吸着ハンド」、ワークの把持力と把持速度を容易に制御可能な「ならいグリップハンド」、用途に合わせてカスタマイズ可能な「ならいユニット」の3種類を展開する。
AMR(自律走行搬送ロボット)「SIGNAS」は、ルートテープを必要とするAGV(無人搬送車)とは異なり、内蔵カメラで目印となるサインポストを認識しながら自律移動する独自の自律移動制御システムを搭載している。
LMガイドやクロスローラーリングなどの新製品を相次いで市場に投入している。
コンパクトタイプ精密ボールねじ「SDAN-V形」の品ぞろえを拡充し、ねじ軸径(直径)32~63ミリメートル、リード5~40ミリメートルを追加した。ミニチュアボールねじは、軸径(直径)16ミリメートル以下の小径サイズのボールねじの総称で、小型装置向けに幅広く展開している。