2022.07.12 日米間の通信容量350テラbpsを実現へNTTなど4社が海底ケーブル新会社
海底ケーブル敷設作業(写真提供=NTT)
NTTグループのNTTリミテッド・ジャパン、PCランディング、三井物産、JA三井リースの4社は12日、太平洋横断海底ケーブルを建設・運営する新会社「セレンジュノネットワーク」を設立すると発表した。
日本と米西海岸をつなぐ総延長距離約1万キロメートルの海底ケーブル「JUNO(ジュノ)」を建設する。JUNOは最新のSDM(空間多重技術)技術を導入することで、ケーブル1本当たりの光ファイバー収容数を従来の16ファイバーペア(32芯)から20ファイバーペア(40芯)まで拡大。これにより総通信容量350テラ(テラ=1兆)bpsと、日米間を結ぶ海底ケーブルとしては最大容量を実現する。
総事業費4億5000万ドル(約617億円)。24年末に運用開始予定だ。
(13日付電波新聞/電波デジタルで詳報します)